女房と西安ツアーに参加しました。
まずは今回の旅行の目的である「兵馬俑」の見学に出発。
「兵馬俑」とは兵士と馬、俑とはヒトガタつまり人形を意味し、
秦始皇帝は自分の死後、六国が秦に攻めてこないように不死の軍団を配置し、秦の栄光を守ろうとしました。
多民族国家で様々な民族から才能のある人を集め、秦の敵国が存在していた東の方をむいて兵馬俑を配置しました。
・純朴そうで、ふっくらした顔をしている・・・・関中の人
・丸顔で下顎が発達している・・・・巴蜀(はしょく)の人
・頬骨が高く、精悍な体形をしている・・・・隴東(ろうとう)の人
千年帝国を目指した始皇帝の夢は15年で潰えたけど、その夢の一部は兵馬俑として2200年たった今も生き残っている。
妄想するだけで身震いするほど感動、エジプトや中国の歴史の深さは素晴らしい。
博物館の入口 広く、多くの人が集まっています。
博物館までカートで行きました。
秦始皇帝博物館の1号館、 発見順に3号館まであります。
さて入館です。 180cmの等身大の人形、8000体も出土しました。
中国人は当時から大きな身長ですね。ビックリです。
8000体、全てにモデルが実存します。
精強な秦の軍隊をモデルに、一体一体焼いており、裏には作者の印が有り、印は不良なものを作った人を罰する為だそうです。兵隊達は敵の首を持って行くと、報酬として土地を与えられるそうで、家族の為に大変ですね。
将軍、、重装歩兵、軽装歩兵、騎兵、弓兵、力士や他に、文官や芸人のような人もいたそうです。
髭や髷、鎧で区別できるそうです。
最前列の3列は、弓兵で一列づつ射っては交代するのだそうで、織田信長の鉄砲隊もこれを真似たんだ。
馬の後ろに車が有ったのですが、木なので朽ちて有りませんが、2人の馬主がリアルですね。
髷の形は出身地により異なるとの事です。
又、首のないものは、戦に出掛けている途中で、帰り次第取り付けるようです。
破損品の修理場所です。
山のように積まれた破片からジグゾーパズルのように探し出し、組み合わせる。紐で縛って糊付けします。
博物館の横に関係者の建物が有り、実に2000人の人が従事しているとの事です。
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こちらは掘り出してない場所です。
縦穴の中に俑を置き、木で梁をし、むしろをかけて、上に土をかぶせます。
木が朽ちなくなったので、土が沈んで凸凹になっているようです。
ですから、この下には綺麗な兵馬俑がいっぱい有るそうですよ。
立射俑 弓は朽ちて無い、どんな格好でしょうね。
騎兵俑
高級兵使 髭がりっぱ、鎧もかっこいい
中級兵使
跪射俑 膝をたてて弓を射る、弓は朽ちていますが勇猛です。
色が残っている物もあります。外に出すと褪せていくそうで、埋めなおすものも有るようです。
だけど、掘り出してない物もいっぱい有るので心配ないと言っていました。
1/2で作られた銅車馬も見つかったそうで、前列は本物、後列はレプリカです。
馬の筋肉まで解ります。
近くに「秦始皇帝の墓」が有りますが、掘り出す技術が確立してないため?掘り出してないそうです。
何が出るのかワクワクします。
後方に見える山全体がそうだそうです。
ガイドさんが結構詳しく、興味深い事がいっぱい有りましたが、なんせ時間が足りない。
聞き洩らしがいっぱい、残念。
このシルクロードの始発の西安(長安)は、西周・秦・漢・隋・唐の都で中国の歴史はここから始まる。
3000年の歴史、凄いですね。
日本人との関係も有り、明日からこれらを訪問します。
BY かずちゃん
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