漆喰の街・松崎

娘から西伊豆・土肥(とい)温泉「湯の花亭」をプレゼントされました。
お宿に入る前に、少し足を延ばして漆喰の町・松崎を歩いてみました。
松崎に行くとまずは「伊豆の長八美術館」です。

漆喰芸術の殿堂 伊豆の長八美術館
長八の漆喰鏝絵は西洋のフレスコに優るも劣らない壁画技術として芸術会でも高く評価されています。
かの高村光雲は
「伊豆の長八は江戸の左官として前後に比類のない名人であった。浅草の展覧会で長八の魚づくしの
図のついたての出品があったことを覚えている。殊に図取りといい、こて先の働きなどは巧みなもので
私はここでいかにも長八が名人であることを知った」
両者は共に漆喰の湿材上に図絵する技法で、フレスコは漆喰画と、顔料溶液との科学的融合により
堅固な画面を作り出すのに対して長八は特殊な方法で下地を作り、色彩を自由に駆使する鏝画で薄肉
彫刻を併用する長所があります。

貴重な長八の代表作品約50点が展示して有ります。
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国指定重要文化財 岩科学校
明治6年岩科村村長の佐藤源吉は「中央文化に遅れるな」と教育に対する志も高く私財を投じ岩科学校を
開設しました。その後校舎新築の為の寄付金が集められ明治12年着工13年完成。総工費2630円66銭
うち村民寄付金4割余りだったそうです。現在の2億円ほどに相当するそうです。
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岩科学校の上の龍の彫り物は長八が棟梁の、のみを借りて彫ったと言われています。
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入江長八作「千羽鶴」
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明治商家 中瀬邸
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町中散歩
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なまこ壁の街並みは印象的です。真っ白な漆喰が眩しいほどに輝いていました。
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湯の花亭へ向かいます。
湯の花亭はお部屋・廊下はもちろんお手洗い、露天風呂、さらには浴槽の中まで畳なんです!!!
全館の総畳数は4322畳だそうです。
スリッパはありません。素足が嫌な場合は足袋式のソックスが置いてあります。
夕日が美しい西伊豆海岸を部屋で見ながらの夕食でしたが、この日は海上に真っ黒な雲が広がり、海に沈む
夕日では無く雲に沈む夕日でした
夕食はもちろん美味しく頂きました。
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ゆっくりと朝ぶろに浸かり、朝食も大満足でした。
板の無い畳だけの宿はとっても落ち着きました。係の仲居さんの接待も感じがよく、素敵な時間を
過ごせました。

帰りに大瀬崎(おせざき)のビャクシンを見てから帰ります。
大好きな場所です。
何度も来ていますが身が引き締まるような気を感じます。

大瀬崎のビャクシンの樹林
ビャクシンの樹林としては日本の最北端に位置します。自然のまま、このように群生している所は他に例が
なく、現在130本が自生しています。しかも樹齢1000年を越すと思われる老樹が多く見られる事はわが国
では珍しく、非常に貴重なものです。
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天候にも恵まれ、温泉にもゆっくり、たっぷり浸かり、美味しい物を頂きの二日間でした。
娘にありがとうです

                 by まきちゃん